「オノマトペ」や「シズル」ってご存じですか?
お肉が焼ける「じゅ〜」という美味しそうな音、お煎餅が割れる「バリバリ!」という固そうな音など、私たちが普段からよく使っている言葉です。
今日はこの「オノマトペ」や「シズル」とPOPについてご紹介します♪
オノマトペ&シズルってなあに?
実は普段からよく見かける「オノマトペ」や「シズル」の言葉。「あ、それのことだったの!」と思う方も多いハズです!
◆オノマトペ
・物事の状態を表す擬態語(ふわふわ、すべすべなど)
・音を言葉で表した擬音語(ガチャン、ボン!など)
・人や動物の発する声を表した擬声語(ワンワン、ブーブー)
の3種類があります。
Appleの創始者スティーブ・ジョブズは「オノマトペの魔術師」とも呼ばれていて、特に注目してほしい時や素晴らしさを伝えたい時、「ブン」「ボン」というオノマトペを使い、想像力を膨らませるプレゼンを行っていたと言われています。
私たちも例えば「机の上をササッと片付けてサクサク仕事をしよう!」などと言われると、イメージが湧きやすいですよね。
◆シズル
英語の擬音語。肉を焼く時の「ジュージュー」などにあたります。 見た目や音から人の感覚を刺激するようなものを指します。
シズルワードが入っていると、よだれが出そうになる……そんなイメージです。
伝える力を持ったオノマトペ&シズルはPOPに最適ですね!
POPにオノマトペやシズルを使うとどんな効果があるの?
オノマトペとシズルの持つ情報量は絶大です。
イメージ、色、香り、温度、食感、空気感、感情を、見た人が自分の中で思い思いに想像することができます。
そんなオノマトペとシズルを使ったPOPの効果をご紹介します。
◆POPの訴求力アップ
商品にあったオノマトペやシズルを書くと、お客さまの「欲しい!」「使ってみたい!」「食べてみたい!」を高めることができます。
例えば、食品であれば「もちもち」「サクサク」のようなワードを、掃除なら「ぴかぴか」「ツルツル」といったワード使う、という感じです。
◆POPのイメージ力向上
オノマトペやシズルは直接お客さまがイメージをしやすいので、POPを見て商品を手に取ってもらったり、試していただきやすかったりします。
新型コロナが落ちついてきた昨今なので、商品をお試しいただいたりする機会が増えてくるはず。
ぜひオノマトペやシズルを取り入れていきましょう。
◆分かりやすいPOPになる
オノマトペやシズルは、基本的にシンプルで短文です。
お客さまの目に入った瞬間が勝負のPOPには、ピッタリの言葉なのです!
オノマトペやシズルをPOPに使おう!
先日、焼肉屋さんに行ったら、新しい網の仕様なのかお肉が「ジュ〜!」と焼ける音がしなかったんですね。最後まで「ジュ〜」という音が聞けなかった私は、「あぁ。食べ物って音でもおいしさを味わっているんだなぁ」と思いました。
POPでも「ジュ〜!」「とろふわ」「サクサク」などのオノマトペやシズルがあることで、お客さまは目からおいしさを想像できます。
ぜひ、積極的にオノマトペPOPやシズルPOPを作ってみてください♪
▼オノマトペなどについての記事▼
食べ物のPOPに「おいしそう!」と感じる言葉を書こう!①
https://www.pop-school.com/blog2/staff-blog/5753/
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ホッター/福岡在住
ドラッグストア、調剤薬局でPOPや販促を担う。
そのPOP作りのドタバタ体験談を、イラストで実況中継した「POP1年生」(すばる舎)を上梓。
現在はPOPの学校スタッフとして、YouTubeで「iPadでPOPを作る/デジタルPOP1年生」を配信中。