こんにちは。POPの学校スタッフのホッターです。

「POPの絶望」と聞いて、皆さんは何を思いますか?
今日は先日読んだオススメの書籍をご紹介します。

 

POP作成と料理は通ずるところがある(と思う)

 

先ほどの問いですが「え、何それ」と思う方もいれば「あぁ〜ふふふ…」と思う方もいるでしょう。そんなことを思わせてくれた本がこちら。

『ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ やる気0%からの料理術』本多理恵子(2022)エヌディーエヌコーポレーション

 

絶望に寄り添うレシピ本

 

POPではなく、レシピ本。なぜなのか。それは、私が「POP作成は料理と似ている」と常々思っているからです。
POP作成も毎日のご飯作りも、基本的には独りです。材料を集め、切ったり、書いたりしながら、時に失敗したりしながら、出来上がったものを家族や売り場に出す。

一生懸命作った料理を、家族は美味しいといってくれるか?
一生懸命書いたPOPで、商品は売れるか?同僚や店長は褒めてくれるか?

などやることも思うことも、似ている気がするのです。

家族や同僚、店長が無言だったら「なんか、美味しくなかった?」「POP、あんまり良くなかったかなぁ」と少しモヤっと、それでいて少しドキドキしながら過ごすのです。

 

SNSにアップされるPOPと映える料理

 

ご飯

 

今日も、SNSを徘徊すると素敵なPOPや映える料理がたくさん目に飛び込んでくる。どれもこれも、POPは上手で、POP体もキチンと書けていて、料理に至っても、入学お祝いの豪華なお料理や、誕生日会や記念日の素敵な手作りディナーが可愛いカトラリーと共に並べられている。みんなこんなに凄いのか。それに比べて私は。誰からも責められているわけでないのに、1人で比べて落ち込むようになっているのがSNSです。

でも、安心してほしい。UPされたPOPや料理は、見せられるものの中のほんの一部です。(と思う)
きっと、素敵なPOPの裏側には、見せられないようなPOPも書いただろうし、何度も書き直した中の最高の1枚かもしれない。お料理だって普段はきっと質素だと思うのです。

 

POPの絶望とは

 

頭を抱える女性

 

この本の中には、「絶望シーン」と評して例えば「軽量がめんどくさすぎる」「包丁が切れない」「簡単なものでいいよ、と言われた」など全40シーンについて書かれています。POPにだって「絶望シーン」たるものがたくさんあるので、ちょっとここで書いておこう。これを読んでくださった方の中で1人でもニヤッとして、心が軽くなったら嬉しいです。

 

絶望シーン1:マーカーのインクが切れる
絶望シーン2:使いたい色画用紙だけない
絶望シーン3:何を書いたらいいのかさっぱり分からない
絶望シーン4:書きたいことがまとまらない
絶望シーン5:値段を書き間違える
絶望シーン6:漢字を書き間違える
絶望シーン7:POPを書いているときの周りの視線が怖い
絶望シーン8:POPを書いたのに売れない
絶望シーン9:ラミネートに失敗する
絶望シーン10:絵が上手だと思われる

 

パッと書いただけで絶望シーンが10個も出てきてしまいました。これだけたくさんの絶望シーンたちを乗り越えながら、毎日粛々とPOPを書いている私たちのことを、褒め合いたいと思います。
店舗では自分だけしかPOPを書いていないかもしれませんが、そんな仲間は全国にたくさんいます。

そんな仲間達に思いを馳せながら、今日もPOPを書いていきます。

 

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ブログを書いた人:ホッター/福岡在住

ドラッグストア、調剤薬局でPOPや販促を担う。
そのPOP作りのドタバタ体験談を、イラストで実況中継した「POP1年生」(すばる舎)を上梓。
現在はPOPの学校スタッフとして、YouTubeで「iPadでPOPを作る/デジタルPOP1年生」を配信中。