POP文字の書き方に決まりはありません!

全国でPOP研修をしていると質問で多いのが、「POP文字の書き方を教えてください」です。
POPの創成期の時はいろいろな講師が勝手に自分の名前を付けた〇〇文字とかを宣伝していたようです。
お茶やお花、書道、舞踊の世界にはそれぞれの流派があり、型が存在しますが「POPは自由」です。

あなたのPOP文字で、あなたらしく書いてみよう

今、どこを探してもPOP文字という言葉は存在しても講師の名前が入った〇〇文字というのはありません。
僕は僕で自由に書いていますし、スタッフも自分の書き方でPOP文字を書いています。

大事なことは、「あなたは、あなたのPOP文字で、あなたらしく書く」です。

僕が街を歩いている時、この文字好きだなぁというのはありますが、マネをすることはありません。
というよりマネできないですよね(笑)だから「人は人」、「自分は自分」でいいんです。

あなたの書いたPOPは世界でひとつしかありません

POP文字の中には大きく分けると「手書き」と「活字」に分けられます。
パソコンで作るPOPは誰が作ったかはわかりませんが、手書きPOPはすぐにわかります。
書いた人の感情がダイレクトに伝わってくるのが手書きです。
人には書き方のクセがあります。濁点の書き方ひとつでもその人のクセが出ます。

でも、僕はそれでいいと思っています。
だって、それこそがあなたが書いたという証明書であり、保証書だと思っているからです。

大事なことは1枚でも多くPOPを書くことです

もうここまで書いて来たからお分かりと思いますが、POP文字に上手い下手はないということです。
だから明日から、いや今から「自分のPOP文字」に自信を持って書いてください。
何度も言いますがPOPは自由です。手書きで書く人はどうしても自分の書いた文字に自信がありません。
だから、もっと上手になりたくて僕にPOP文字の書き方を聞きに来る気持ちはよくわかります。

なぜなら、かくいう僕もそうでしたから(笑)

POP文字の書き方を学びたいなら

POP文字の基本の書き方を学びたいなら、「POPの学校」YouTube校で学んでみませんか?
ナガイユミさんが「POPの学校 自習室」「POPの書き方」動画をアップロードしています。

ペンの動かし方なども見ることができます。ぜひ見て学んでくださいね。
チャンネル登録もしていただけたら、とてもうれしいです。よろしくお願いします。

 

profile
山口 茂(やまぐち・しげる)

株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会副会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。35年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約29万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)がある。