こんにちは😃
「POPの学校」の山口茂です!

みなさん、先日のブログで「形容詞の『い』はなるべく使わないほうがいい」とお伝えしましたが、今日はその応用編として、ちょっと変わった言い換えのテクニックを学んでいきます。
そして、なぜか売り場で急に「予定外の買い物」をしてしまう理由についても深掘りしますよ!

ここで紹介したいのは、とあるPOPの秀逸な事例です。
テーマはズバリ、「コールスローを作ろう!」。そこには簡単なレシピが書かれていて、こう提案されています。

 

「コープすし酢」+「マヨネーズ」=最強コールスロー。

ぱっと見、「あー、コープさん、すし酢を売りたくてPOP作ったんだね」と思いますよね。でも、このPOP、ただの調味料推しじゃ終わりません。最後の一言が圧倒的に優秀なんです!

その一言とは……

「キャベツが足りない😱」

え、どういうこと⁉️と思いませんか?
実はこの言葉が全てを物語っているんです。単に「おいしい!」と書くより、圧倒的に「食べてみたい!」気持ちを引き出しますよね。そして何より、コープすし酢を手に取るしかない説得力がある!

なぜなら、「キャベツが足りない」状況を作り出すには、コープすし酢+マヨネーズの黄金コンビが必要不可欠だからです。ミツカンのお酢ではこうならない(とお客様は無意識に思う)!

だから、このPOPを見た人はきっと、迷わずコープすし酢を買います。

ちなみに……誤解のないように言っておきますが、我が家はミツカン派です😂 どちらも良い商品ですからね!

さて、ここからが本題。「なぜ人は、売り場で簡単に買うモノを変えてしまうのか?」 その理由は大きく2つあります。

スタッフのおすすめに弱い
お客様は意外と「これがおすすめですよ!」という言葉に動かされやすいんです。特に信頼しているお店のPOPやスタッフのひと言には、「じゃあ試してみようかな」という気持ちになりやすいもの。

② 目新しいものに惹かれる
いつもと同じじゃつまらない!という心理が、ふとした瞬間に動き出します。特に、「ちょっとだけ冒険したい」という気持ちは、POPが強烈に刺激してくれます。

というわけで、「キャベツが足りない」という一言が売り場での勝負を決める理由、分かっていただけましたか? 面白くて、共感を呼び、ついつい試してみたくなる。この力があるからこそ、お客様は売り場で予定外の買い物をしてしまうのです。

さぁ、あなたの売り場にも、「キャベツが足りない」を生み出すPOPを取り入れてみませんか?次はどんな冒険が待っているでしょうか?

それではまた、明日のブログでお会いしましょう!

POPの学校」では、
コトPOP研修を行っています。
日本全国どこにでも伺います。

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執筆者
山口 茂(やまぐち・しげる)

株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。40年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約31万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)、『1秒で心をつかむPOPのつくり方』(PIE)がある。