店のスタッフに「この世にあるかどうか調べてみますね」って、言われたことありますか?

「POPの学校」の校長 山口 茂です。

今日は埼玉県庁の商業支援課の方々を連れて、

合羽橋道具街の飯田屋さんに行って来ました。

県庁の方には店を見るだけでなく、

飯田結太社長の話を直接聞いてほしかったのです。

飯田屋さんのマーケティング、マーチャンダイジング、コトPOP

の凄さはすでに知られていること。

しかーーーし!

本当の凄さは

接客」にあるんです。

調理道具って、

たぶん星の数ほどあると思うんです。

当然、お客さまからの質問も多岐に渡ります。

そこでみなさんに質問です。

お客さまから、

「この商品で穴がもう少し大きいのある?」

と聞かれたらなんて答えますか?

A)ココにあるだけかと思います。

B)カタログで調べてみます。

普通はですよね。

ある時、飯田屋の田代さんという女性スタッフは、

c)この世にあるかどうか調べてみますね。

と、答えたそうです。

(左の女性が田代さん)

この話に、ぼくもそうですが県庁の方もビックリしていました。

だって、

この世にあるかどうか調べるって、

「宇宙の果てまで調べる」

 ってことですよね!!

どこにでもある、どこでも買える調理道具ですが、

お客さまを喜ばす接客をしているお店、スタッフは、

日本全国の中でも本当に少ないと思っています。

お客さまが喜んで買物をしたかどうかは、

店を出た後の行動を見ればすぐにわかります。

それは、

「店を振り返っている」です。

「あ~、楽しかったなぁ~」

「また来たいなぁ~」

「今度はあのフライパンを買いに来よっと!」

などなどを思っているから振り返るのです。

これ、ぼく流の繁盛店の見極め方です(^_^)