こんにちは。
コトPOPコピーライターのナガイです。

毎週土曜日は、コトPOPコピーについてのご質問や、日頃私が意識していることを語っていきます。

 

◼️ お手本を真似すること!

私は小学生のころ週に一度、習字を習っていました。

しかし、要領も覚えも悪い私は、全然上手になりません。

一緒に通っていた友達が、いつも私より先に上の級を取得していました。

 

負けず嫌いな私は、お手本を下敷きにして習字の練習をすることにしました。

 

墨の跡がついたお手本を見た先生が私に

「本当に習字が上手くなりたかったら、お手本をよく見なさい」

よく叱られました。

 

その時はまだ

「下手だから、お手本を真似しただけなのに…」

としか、思っていませんでした。

 

 

◼️ 土曜日にやってくる上手な人!

一応、お手本を下敷きにせずに、黙々と習字の練習をしては先生からのダメ出し。

挙げ句の果てには、(墨汁の使用は禁止だったので)墨の色が薄いことまで注意されるほど、ヤル気はどんどん喪失。

 

所用のため、
いつもの時間帯とは違う土曜日の夕方に習字教室を訪れると、縦が2メートル以上ある半紙にスラスラと書いている高校生がいました。

私は無意識に、その高校生が書いている側でガン見!

 

この頃の私は、小学3年生ぐらいだったと思います。

「どうしたら、こんな上手な文字が書けるのか⁉︎」

習字を習い始めて、初めて考えた時でした。

 

それ以来、
友達と一緒に習字教室に通わず、その高校生がくる時間帯に合わせて通うようになりました。

毎回、墨を磨る姿勢、お手本を見ながら書く視線、文字を書くときの筆運び…

目と脳ミソに焼き付けるように見ていました。

今思えば、その高校生の「ファン」だったのかもしれません。

 

 

◼️ひと言が意識を変えた!

ある時、私が課題の文字を書いていると、その高校生が声を掛けてきました。

「文字を書くとき、何を考えてる?」

 

何も考えていなかった私は、逆に何を考えながら文字を書いているのか質問しました。

 

「お手本の文字の1本1本の線を見ながら書いてるよ」

 

これまで、文字を文字としか思ってこなかった小学生には、開いた口が塞がらない状態。

 

それ以来、習字教室に行った時は時間がかかってもいいから、じっくり考えながら丁寧に文字を書くことに集中。

すると、みるみる習字が上手くなり、小学校を卒業する頃には(小学生の部)8段まで取得しました。

 

先生から何度注意されても直らなかったのに、ひと言のアドバイスが小学校3年生が真剣に習字に取り組むことになりました。

 

今思えば、「お手本をよく見る」ことはPOPにも共通すること。

ただ真似をするだけでなく、

どうすればお手本のようなPOPが書けるのか、

どうすればお客様が気付いてくれるPOPコピーが書けるのか…

 

POPを真剣に取り組みたい方は、
一度じっくり考えてPOPを書く日があってもいいかもしれません。

楽しい作業ではありませんが…(笑)

 

 

「コトPOPコピー教室」を銀座で開催しています。
あなたも参加しませんか?
http://www.pop-school.com/koto-pop-copy/

*****
コトPOPコピーライター教室
東京・銀座・中小企業会館8階A教室
13時〜16時

11月8日(金)
12月13日(金)

ご予約は山口茂デザイン事務所の申込みフォームからお願い致します。
*****