これ、出せば出すほどお客さまに喜んでいただけるんです!
POPにはスタッフが知っていることをドンドン出そう!
POPを書いていると「こんなこと、わざわざPOPに書かなくてもみんな知ってるよね」と思ってしまうことがあります。
例えば下のPOPを見てください。
今が旬のアスパラ。アスパラの下の部分って固いので、通常は料理をするときに処理をするのですが、POPのようにポキっと自然に折れるところで取ってしまうのが1番簡単です。
私は料理をするようになるまで、このことを知らなかったのですが、ある日母が教えてくれて「そうなんだぁ〜!」と感動したのを覚えています。
先日は、夫がアスパラを買った時にこのことを教えてあげると「知らなかった!」と言っていました。
そう、お客さまは全員がベテラン主婦・主夫ではありませんし、料理が得意なわけではありません。
料理ビギナーいれば、料理に苦手意識を持っている人もいます。
なので、POPを書く時に「書こうか迷った豆知識」はぜひ書いてくださいっ!
お客さまは担当者の話を聞きたい
売り場スタッフや生産者から話を聞きたい、聞いてみたいと思っているお客さまは意外と多いものです。
「何かおいしい食べ方を知っているはず」「便利な保存方法とか教えて欲しい」など、ちょっとしたことを聞けるとできると嬉しいのです。
道の駅やスーパーの産直売り場で、生産者さんと話しているお客さまをよく見かけるのですが、お客さまも熱心、そして楽しそうです。
生産者側からしたら、ちょっとした料理、ちょっとした情報かもしれませんが、その「ちょっとした」ことが、商品への信頼、また、「この生産者さんのお野菜のリピーター」に繋がります。
本当は、売り場にずっといてお客さまとお話しできれば1番なのですが、そうもいきませんので(笑)POPに書いて「もう1人の私」とお話ししていただきましょう♪
専門用語は使わず、やさしい言葉に直そう
「お客さまに教えてあげよう!」と思うと、専門用語が出てくる時があります。
専門用語は、お客さまにとって「?」と感じやすいもの。
漢字やカタカナが並んだ難しそうな雰囲気は、お客さまがPOPを見るのをやめてしまう理由になります。
お客さまが知りたいのは、専門知識ではなく「この商品を使ったらどんな良いことがあるのか」「どうしたらもっと楽になるのか、役に立つか」なのです。
なので、「この言葉は、小学生のお子さんが買いに来てもわかるかな?」と考えながら、やさしい言葉に直すとGOODです!
ぜひ、皆さんも「ちょっとした豆知識」をPOPに書いて、お客さまに教えてあげてくださいね!
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ブログを書いた人:ホッター/福岡在住
ドラッグストア、調剤薬局でPOPや販促を担う。
そのPOP作りのドタバタ体験談を、イラストで実況中継した「POP1年生」(すばる舎)を上梓。
現在はPOPの学校スタッフとして、YouTubeで「iPadでPOPを作る/デジタルPOP1年生」を配信中。