こんにちは!
「POPの学校」の山口茂です。

「情報」と「感情」、POPで大事なのはどっち?
と、POP研修で、よくこんな話をします。

「情報」と「感情」の違いって何だと思いますか?

例えば、お店のHPには「営業時間」「アクセス」「取り扱い商品」といった「情報」が載っています。これらは不特定多数の人に向けたもの。誰が見ても、同じ内容が伝わります。

一方で、「感情」はどうでしょう?
お店でお客様と直接会話するとき、「このケーキ、今朝焼き上げたばかりで、ふわふわですよ!」とか、「このスニーカー、私も履いてますけど、めちゃくちゃ軽くて歩きやすいんです!」といった言葉を使いますよね。これこそが「感情」です!

POPに求められるのは、
まさにこの「感情」の部分。

例えば、スーパーのパン売り場で、「焼きたてパン」と書くだけなら、それは単なる「情報」。でも、「朝の焼きたて!バターの香りがたまりません!」と書けば、「感情」が伝わります。

もっと言えば、

『朝食のパン、飽きていませんか?たまには焼きたてサクサクのクロワッサンで気分を変えてみては!』こう書くと、「あ、そういえば最近同じパンばかり食べてるな…」と共感を生み、買いたくなるんです。

POPは、お客様に話しかけるように書くことが大事。 情報を並べるだけじゃなく、そこに「感情」をのせることが大事。

「ヤバっ、ご飯が止まらない!」 「これ、私も使ってます!」 「気がついたら机の上が空の袋だらけ」こんな言葉が入るだけで、POPはグッと生き生きします。
つまり、感情とは自分の気持ちそのものです。ここがわかればあなたのPOPは劇的に変わり始めます。

POPは「書く」のではなく「伝える」もの。
あなたのお店のPOP、ちゃんと「感情」をのせられていますか?

Make wonderful POP again tomorrow!(明日も素敵なPOPを!)

POPの学校」では、
コトPOP研修を行っています。
日本全国どこにでも伺います。

POPの学校
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執筆者
山口 茂(やまぐち・しげる)

株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。40年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約31万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)、『1秒で心をつかむPOPのつくり方』(PIE)がある。