みなさん、こんにちは!😄
「POPの学校」の山口茂です。

先週の日曜日、奈良で薬局や調剤薬局のセミナーを開催しました!会場はなんと、奈良公園や興福寺のすぐそばにある老舗旅館。風情たっぷりの場所で、POPの話を熱く語れるなんて、最高のロケーションでした(興福寺の近くにある池のほとりにはスタバが)

セミナー中、とても熱心に聞いてくれて、メモを取る手が止まらない女性がいらっしゃいました。
その姿勢に「この人、POPに真剣だなぁ」と感心していたら、実技の時間に手を挙げて質問されました。

「先生、ちょっと質問いいですか?」

「はい、どうぞ!」と答えると、彼女は少し緊張しながらこう言ったんです。

「実は私、『POPってこう書かないとダメ!』『この文字はPOP文字じゃない!』って他の先生から言われて、それがプレッシャーになって、すっかり自信をなくしてしまったんです。
でも、今日先生が『POPに決まりなんてない!』って言ってくださった言葉に感動して、また挑戦したくなりました。本当にありがとうございます!」

もう、こちらが泣きそうでした。

セミナー後の懇親会でも「先生、今日来て本当によかったです」と何度もお礼を言われ、むしろ恐縮してしまいました(笑)。でも、この話、まだ終わらないんです!

懇親会が終わり、「さぁ帰るぞ!」と旅館を出たら、偶然その女性と帰る方向が一緒だったんです。駅までの道すがら、POPの話をしながら歩いていたら、最後は改札口までお見送りされるという大サービス!

その時思ったんです。
「ああ、POPの講師をやってて本当に良かったなぁ」って。

高校1年生のときにPOPと出会い、「将来はPOPの先生になろう!」と誓ったあの日の情熱が、改札口で蘇ってきました。そして、「まだまだなぁ、もっと学ばなくては」と小さな決意をしたのでした。

僕のPOPのつくり方は、とにかく自由でいいと思っています。
「かわいく書きたい」「カッコよくつくりたい」「味わい深くしたい」――なんでもあり!手書きだって、パソコンだって、スマホやタブレット、そして最近はAIだって使えばいいんです。

それぞれの好きなスタイルで、思いを込めたPOPを作れば、それで十分!

ドンキのPOPが好きな人、ヴィレヴァンのPOPに心ときめく人、無印のPOPに惹かれる人――どれも正解です。それがPOPの素晴らしさだと思っています。

僕の夢は、みんなが自由に、楽しくPOPを作れる未来。
これからも、自分なりの教え方を極めながら、その夢を追いかけていきます!

それでは、また明日のブログでお会いしましょう!😊

POPの学校」では、
コトPOP研修を行っています。
日本全国どこにでも伺います。

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執筆者
山口 茂(やまぐち・しげる)

株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。40年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約31万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)、『1秒で心をつかむPOPのつくり方』(PIE)がある。