みなさん、こんにちは😃
「POPの学校」の山口茂です。

ふと、昔のモービルガソリンのCMを思い出しました。

田舎道でガス欠してしまったクラシックカーを2人が押しているシーン。やがてナレーションが響きます。

「車はガソリンで動くのです。モービルガソリン」(笑)

シンプルでありながら強烈。このCMが流れたのは昭和46年前後……だったような?いずれにせよ、高度成長期の真っ只中でした(^^)
高校生だった僕にとって、このCMのメッセージは妙に胸に刺さりました。社会が活気に満ち、みんなが前だけを見て駆け抜けていた時代。
そんな中で、「あ、そうか。当たり前だけど、大事なことだな」と思ったのです。

18歳になり免許を取った僕は、愛車にMobilのガソリンとオイルを入れ、あっちこっち走り回っていました。クーラーもなく、パワーウインドウなんてのもない時代です。そして、このCMの背景で流れていた曲が、今でも耳に残っています。確か「すずきひろみつの『気楽に行こう』」という曲でした(もし間違っていたらごめんなさい!)。

この曲の歌詞は、当時の高度成長期に一息つくことの大切さを教えてくれるものでした。

のんびり行こうよ おれたちは
仕事もなければ 金もない
寝るとこなくても 心配するな
なんとかなるぜ 世の中は

これを聞くと、あの頃の社会の熱気を思い出します。一見すると、みんなが猛烈に働いていたように見えるけれど、その裏では「あせらず、のんびり生きるのもいいじゃないか」というメッセージが、静かに響いていたのかもしれませんね。

今、この歌詞を改めて振り返ると、思わず頷いてしまいます。
人生には山あり谷あり。何があっても「あせらず、のんびりと」。自分のペースを見つける時間が、きっと必要なんです。忙しい日常の中で、このCMが伝えたかったことをふと思い出すのは、そんな時ではないかと僕は思いました。

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執筆者
山口 茂(やまぐち・しげる)

株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。40年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約31万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)、『1秒で心をつかむPOPのつくり方』(PIE)がある。