みなさん、こんにちは😃
「POPの学校」の山口茂です!

先日、長崎の企業さんとZoomで「コトPOP研修」の打ち合わせをしていたときのこと。打ち合わせ中に担当者さんが言ったのです。

「鮮魚売場を強化していて、今回のPOPの課題テーマは『白鉄火』にしたいんですが、どう思いますか?」

…白鉄火?
初めて耳にするワードに「???」と頭にハテナマークが飛び交いました💦

そんな私を見て担当者さんがニヤリ😏
「あ、関東の方には馴染みがないですよね。これ、長崎名物なんですよ」と笑顔で説明開始。

“白鉄火”とは一体?
マグロの赤身を使うのではなく、ハマチやヒラマサ、ブリを巻いて鉄火巻きにするとのこと!その発想に、思わず「なるほどー!」と感心。
確かにハマチやヒラマサ、ブリの淡い色合いが、“白”と呼ばれるのも納得です。

ここで僕、ひらめきました!💡

受験シーズンに「赤鉄火(まぐろを使用)「白鉄火」を並べて“紅白”寿司として展開したら、めっちゃ映えるんじゃないかと!
キットカットばかりの合格祈願コーナーじゃつまらないですよね。
鮮魚売場で「紅白縁起巻物寿司」として打ち出せば話題になること間違いなし!

さらに、これを発展させてみるのも面白そうです。
例えば、白鉄火を使った「白鉄火ロール寿司」や「白鉄火弁当」なんて商品を企画すれば、テイクアウト需要にも応えられるかも?
紅白カラーを活かして、受験生やお祝いムードを盛り上げる掛け紙をデザインするのも良さそうですよね!

鮮魚売場全体で「紅白鉄火巻き祭り」を展開して、POPだけでなく売場全体を“お祝いムード”で飾ると、さらにインパクト大!
視点を変えた提案と季節の催事を掛け合わせることで、お客様に「これ、ちょっと試してみたい」と思ってもらえる仕掛けが作れるのではないでしょうか?

「POPの学校」では、
コトPOP研修を行っています。
日本全国どこにでも伺います。

POPの学校
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執筆者
山口 茂(やまぐち・しげる)

株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。40年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約31万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)、『1秒で心をつかむPOPのつくり方』(PIE)がある。