みなさん、こんにちは😃
「POPの学校」の山口茂です。
今日は東京タワーで打ち合わせがあったのですが、少し時間があったので麻布台ヒルズを散策してきました。新しい場所ってワクワクしますよね!
そこで、一番印象に残ったお店がこちら!
「%」
そう、シンプルだけど強烈なインパクトを放つロゴでブランディングされている「アラビカ京都」です。現在、世界で209店舗を展開している人気のコーヒーチェーンですが、ロゴの誕生秘話がまた素敵なんです。
オーナーさんが「ひと目で分かるロゴ」を考えていたとき、たまたま目に留まった「%」の記号が、木にコーヒーチェリーがなっているように見えたとか。それをきっかけに、このロゴが生まれたそうですよ!
昔、日本がバブル真っ只中だった頃、CI(コーポレートアイデンティティ)のブームがありました。ロゴマークやキャラクターをたくさん作り出していましたが、あの頃の流行とはまた違った形で、今「ブランディング」の大切さを改めて実感します。
なぜなら、ブランディングって単なるロゴ作りにとどまらないんです。そのロゴが持つ「物語」や「思い」が、お客様との心の距離を縮めるんですよね。
たとえば、「%」のロゴを見て「木に実るコーヒーチェリー」を想像できると、ただの記号じゃなくて、そのブランドの背景や価値観まで感じ取れる。
さらに、ブランディングは視覚的な印象だけでなく、体験全体にも関わります。どんなに素敵なロゴでも、サービスや商品が伴わなければ意味がないですよね。でも、アラビカ京都は、シンプルで洗練されたロゴに負けないくらい、コーヒーの品質や店舗デザインが徹底されていて、そこが成功のポイントなんだなと感じました。
結局、人の心に残るブランドって、
「あのロゴを見ただけでわかる!」という認知の強さと、「あのお店は素敵だった!」という体験の良さ、この二つが揃ったときに初めて生まれるんだなと改めて感じた一日でした。
みなさんもぜひ、麻布台ヒルズに行った際は「%」を探してみてくださいね!😊
では、また明日。
「POPの学校で、会いましょう。」
「POPの学校」では、
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執筆者
山口 茂(やまぐち・しげる)
株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。40年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約31万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)、『1秒で心をつかむPOPのつくり方』(PIE)がある。