POPやコトPOPの研修講師に限らず講師は役者であるべき!というのが僕の持論です。

だって、受講者はプロジェクターから映し出されて文字を見ているのではなく、講師の話し方や表情、しぐさを見ているからです。
また、どんなにいいレジュメを作っても講師がポンコツだったら何も伝わらずに終わってしまいます。そればかりか、二度とPOP講師として呼んでもらえないことは明らかです。

講師は役者になるべき!

講師歴39年になる僕がずっと思ってきたことは講師は役者になるべき!

僕が講師をはじめて39年になりますが、僕のデビュー戦は福岡でした。当然、足がガクガク震えていましたが緊張はしませんでした。なぜ、緊張しなかったのかですが、それは「講師は役者になるべき!」と考えていたからです。

POPを貼り出したら一斉に写真を撮り始めた

 

POP研修をひとつのドラマとして考える

研修のレジュメはドラマの台本です

僕のPOP研修は座学と実技の2本立てで進めて行きます。時に笑わせ、時に泣かせ、時に元気づけていきます。だから、POP研修をひとつのドラマとして考えることにしています。つまり、研修は役者で盛り上がることもあれば、盛り下がることもあるということです。
そして、台本づくりは参加者は誰か?何を学びたいのか?をしっかり考えて作っています。

今回は特別に僕の台本(レジュメ)の作り方を紹介しますね。

① レジュメは必要最低限の要素だけにする
② 文字だけでなくイラストを多用する
③ POPを書くメリット(効果・成果など)を入れる

レジュメづくりは経験で上手に作れるようになります。
しかし、そのレジュメづくりより大切なことはあなたが役者になりきれるかどうかです。

コトPOPを書いたら、異常値が出ました!

 

セルフトレーニングを積み重ねることが大事

気合だけでは役者になれません!

大切なことはレジュメじゃなくて、講師が役者になることだということをおわかりいただけたでしょうか。
しかし、練習もしないのにいきなり役者にはなれませんよね。最初のうちは車の中や、お風呂の中でもいいので
セルフトレーニングを積み重ねることが大事す。
ほんの3分でもいいんです。声を出さなくてもいいんです。習慣化して練習を積むことであなたも役者になれます!

コトPOP勉強会での記念撮影

 

全国のPOPライターが集まるコトPOP勉強会

僕が提唱しているコトPOPは毎月1回、銀座で開校している個人勉強会で学ぶことが出来ます。ただ、現在は新型コロナウイルス感染症対策でお休みをしていますが、秋を目途にコロナ仕様で再開を考えています。コトPOP勉強会へのお申込み・お問い合わせはこちらから

 

 

執筆者
山口 茂(やまぐち・しげる)

株式会社山口茂デザイン事務所 代表取締役
「POPの学校」主宰
食品商業コトPOP大賞審査委員長/POP広告クリエイター技能審査試験中央委員/ 日本コトPOPマイスター協会副会長/宣伝会議講師 「お客様のメリットを伝えるコトPOPの提唱者」であり、日本でただ1人のコトPOPの指導者。35年以上にわたりPOPの制作指導・コンサルタンティングに従事。これまでの研修で約29万人もの受講者を持ち、全国で売れるお店をプロデュースしている。毎月開講している「コトPOP勉強会」は日本全国から参加者が集まり、常に満員御礼。キャンセル待ちが出る勉強会となっている。著作に『コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!』『POP1年生』『コトPOPの効果検証』『POPの教科書』(いずれもすばる舎)がある。