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近頃の子供は、どこか「元気」がないといわれています。一人っ子や兄弟の少ない子供は、家族の中でモマれていないから、兄弟の多かった昔の子供に比べると、どうしても「元気」が見えないのでしょう。
同様に、「元気のない売場」というものがあります。商品の一つ一つは悪くないのですが、元気が見えないのです。
元気が見えない原因の一つは、「種類が揃っていない」というケースが多く、俗に言う「品揃えが悪い」状態なのです。ところが、種類が揃うと種類にパワーが生まれて、個々の商品さえよく見えてくる!!いうならば、商品兄弟のパワーが存在感を強調してくれるわけです。
兄弟は助け合いの関係にあると同時に、ライバルの関係にもあります。単に種類を増やすだけなら「コレクション」にすぎず、これでは、お客様の「比較購買」に応えることができません。いわば、喧嘩相手となる兄弟(商品の種類)がいないために、売場に活気が涌いてこないのです。
「比較購買」の原形は、AかBか、いっそのことCか――です。
新婚旅行?ハワイか香港か、いっそのことアメリカ西海岸か。セーターの色?ベージュかグレーか、いっそのことピンクか。かき鍋かあんこう鍋か、いっそのことスッポン鍋か。こうした比較選択が、買物を興奮させるのであり、売場を活気づけることになります。
いいかえれば、種類の中で商品が「しのぎ合う」緊張感もまた、売場の活性化に貢献しているのです。
したがって、一定の売場に活気ある品揃えを見せるには、品揃えの方針を定め、商品間の有効な「助け合い」と「しのぎ合い」という矛盾をバランスよく作り出すことが大切です。
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