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一人でいる時は「おとなしい人」が、大勢になると、急に威張ったりすることがあります。これはいわゆる群集心理というもの。
商品も、1個しかなければ「サンプル」にすぎませんが、はじめから1個では、売れ残りにも見えません。誰かが売場に忘れていったか、片付け忘れたか、それとも「不審な危険物」と思われてもいたしかたないという状況です。
この様に一定の「量」が提示されていなければ、商品は商品になりません。そして陳列は一列より三列、三列より六列、九列というように増やせば、それだけ「存在感」が出てきます。さらにもっと増やすと「割安感」が出てくるのは、なんとも不思議ではありませんか。どうやら陳列には、「量が質を決める」原則が通用するようです。
しかし、やたら大量に並べればよいというわけでもありません。陳列量が増えると、目立つけれど、安っぽく見えるのも否めないからです。だから、商品なりの価値を示すには、それなりの「提示数量」を工夫すべきなのです。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」という時代では、もうないですね。
最近は、ABC分析から適正陳列量をはじき出して、「棚割り」が出来るようになりました。しかし、ABC分析は「過去のデータ」ですから、データから「今」を読み取らなければいけません。
また、新製品や季節品、限定品などが多く発売される近頃では、「予測」や「目標」を考えて、上手に「見込み」を働かせ「数量限定」をしないと、機会損失あるいは過剰在庫を招きかねないのです。
マーチャンダイジングとは「数量」を科学するものですが、それらは「いつも動いている数量」と覚悟しておかなくてはなりません。
ちょっと古い言い方ですが、やらねばならぬ、取らぬタヌキの皮算用ということでしょうか。
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