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カジュアルウェアーで人気の「ユニクロ」が最初にブームになった頃、東京の繁華街の通行者調査では、67%がユニクロを着ていたとか。ところで当時、こんなに売れているユニクロの売れ筋を、どこかの商店街の洋品店に置いても、やっぱり売れたでしょうか?残念ながら、答えはNO!です。
同じ商品がよく売れたり、売れなかったりするのは、商品自身の力だけではありません。種類が揃っていたり、店舗がそれらしく、立地が適しているから売れるのです。当たり前のことですが、ある商品がよく売れる大きな条件は、その販売環境にあります。だから環境を選ぶか、環境を創るかの二つに一つなのです。
食品や日用雑貨のセルフサービスによる販売が普及して、ゴンドラ陳列が一般化しました。
ところが、ゴンドララインの客通過率は15%とか20%に過ぎません。それに比べてゴンドラエンドの通過率は、どこも30%から50%、とくに生鮮側は80%に達することが分かっています。
ゴンドララインで売れなくても、エンドに置けば売れるのは、人には、街を歩いていても角で必ず止まり、周囲のものを見る習性があるからです。商品力が弱いアイテム、単価の低いアイテムほどエンド効果が高いことは、夏が来れば、スーパーのエンドに清涼飲料が山積みされることでも実証されています。
エンドがよく売れるなら、エンドばかりの店をつくればよいのです。それがアイランド(島)陳列といわれるもの。売れるはずの商品が売れなければ、島陳列で売ってみて下さい。
しかし、島陳列ではワンウエイ・コントロールはできません。特定の商品をよく見せることはできても、まんべんなく見せるのは苦手だからです。
ものが売れるには、その商品の特性に合致した販売環境なり、販売位置があります。それがマーチャンダイジングでいう「場所」の概念なのです。
場所取りが大切なのは、花見だけではないようです。
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